河津桜(かわづさくら)後編

 

 

   

 河津桜(カワヅザクラ)は、日本にあるサクラの一種で、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であると推定されている。1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である。花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃く、花期が1ヶ月と長い。1955年に飯田勝美が静岡県賀茂郡河津町田中で原木を偶然発見したことが由来である。当初、発見者の飯田氏の屋号から「小峰桜」と地元で言われてきたが、その後の学術調査で今までに無かった雑種起源の園芸品種であると判明し、1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名され、1975年に河津町の木に指定され、現在も原木はこの地に存在し、2007年現在で樹齢50〜60年である。

 

撮影:2013.3.11