洲本城(すもとじょう)

 

 

   

  三好氏の重臣・安宅治興によって築かれた城で、羽柴秀吉による淡路討伐の後、仙石秀久に与えられました。その後、脇坂安治が城主のときに天守が築かれましたが、移封先の大洲城へ移築したという説があります。また安治は石垣を改修して「登り石垣」を築きましたが、これは日本全国でも三箇所にしか残っていない珍しいものです。遺構としてはとりわけ石垣の保存状態がよく、城址のあちこちで見ることができます。
現在の復興天守は、1928年昭和天皇御大典記念として、総工費1万円をかけて鉄筋コンクリート製で建てられたもので、模擬天守は江戸時代の天守を復元したものではないが、模擬天守としては日本最古のものである。
 

 

撮影:2006/09/21