恐山(山門・本堂・地蔵堂)

 

 

   

  恐山菩提寺は青森県下北半島にある霊場で、比叡山、高野山とあわせ日本三大霊場の一つです。開基は天台宗の高僧慈覚大師で862年にこの地に地蔵尊を祀ったのが始まりと伝えられています。
恐山菩提寺本堂は木造平屋建の切妻、平入、金属板葺の建物で、向拝木鼻には象と獅子、欄間には中国故事、懸魚には鳳凰の彫刻が施されいるものの全体的には簡素な意匠で内部には釈迦如来像が安置されています。
本堂の前には恐山温泉と呼ばれる古滝の湯(男性用)、冷抜の湯(女性用)、薬師の湯(寺務所用)、花染の湯(混浴)があり辺りは硫黄が立ち込めています。
 

 

撮影:2015/10/18