仏ヶ浦(ほとけがうら)後編

 

 

   

  仏ヶ浦が世に広く知られるようになったのは桂月の紹介によるもので、また、宗教家の青木慈雲は霊界の入口であるとした。仏ヶ浦の原型は、約2000万年前の海底火山活動によって形作られたといわれています。神秘的に並ぶ巨岩・奇岩の中には、岩に名前や言い伝えがあったり、源義経の伝説にまつわる岩も存在しています。 仏ヶ浦の凝灰岩はもろく崩れやすく、表面が常に浸食されているので植物が根付きにくくなっています。海岸を歩いてみると岩が崩れ落ちる音が時折聞こえ、実際に小さな岩が斜面に沿って大量に堆積しているのがわかります。
 

 

撮影:2015/10/18