倉敷美観地区(くらしきびかんちく)

 

 

   

 本町から東町へと続く通りは、かつて倉敷の中心部と早島を結ぶ街道筋で、倉敷川沿いより先に町となりました。 かつては箪笥屋、桶屋など職人達が軒を連ねていたといい、現在も格子戸の宿、杉玉が軒に下げられた造り酒屋、阿知神社へと続く参道等々、昔のままのような風景に出会うことができます。1930年大原孫三郎により日本初の私立西洋近代美術館である「大原美術館」が設立されたのをはじめ、美観地区周辺には多くの文化施設や組織が設立され、文化・芸術の薫り高い地区として親しまれるようになっていきます。
珈琲 エル・グレコ - 大原美術館に隣接する蔦に覆われた喫茶店は、大正時代末期の事務所跡に1959年倉紡社長大原総一郎により美術館鑑賞の余韻を楽しむ場所にと設けられた。
 

 

撮影:2002/11/8