(広島)原爆ドーム

 

 

   

 原子爆弾投下の目標となった相生橋の東詰にあたり、西から南にかけては元安川を挟んで広島平和記念公園が広がっている。このドームは、もともとは広島県の物産陳列館で、広島県産の製品の販路の開拓が急務だったことから、建設されたようです。その後、広島県立商品陳列所となって全国菓子飴代品評会が開催されたり、広島県産業奨励館となって美術展が開催されたりしていました、そんな建物に原爆が落ちたのは1945年。原爆炸裂後、建物は0.2秒で通常の日光による照射エネルギーの数千倍という熱線に包まれ、地表温度は3,000℃に達した。0.8秒後には、前面に衝撃波を伴う秒速440メートル以上の爆風が襲い、350万パスカルという爆風圧にさらされた。このため建物は、原爆炸裂後1秒以内に3階建ての本体部分がほぼ全壊したが、中央のドーム部分だけは全壊を免れ、枠組みと外壁を中心に残存した。
 

 

撮影:2002/11/7