青の洞門(あおのどうもん)

 

 

   

 1750年に第1期工事が完成し、最終的に開通したのは1763年であった。諸国遍歴の旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚が、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘り安全な道を作ろうと、托鉢勧進によって掘削の資金を集め、石工たちを雇ってノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたといわれている。
 

 

撮影:2002/11/3