高千穂峡(たかちほきょう)

 

 

   

 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井にある五ヶ瀬川にかかる峡谷で、国の名勝、天然記念物に指定されている 阿蘇カルデラをつくった火山活動によって、噴出した火砕流が、五ヶ瀬川の峡谷沿いに厚く流れ下った。 この火砕流堆積物が冷却固結し熔結凝灰岩となり、柱状節理が生じた。 熔結凝灰岩は磨食を受けやすいため、五ヶ瀬川の侵食によって再びV字峡谷となったものが高千穂峡である。
 

 

撮影:2002/11/4